右片麻痺のmoorです。
ミラーセラピー
ミラーセラピー(mirror therapy)とは、ラマチャンドラン博士によって切断してもなお手足に痛みを感じる幻肢痛を緩和する治療法として提案されましたが、片麻痺者にも応用され、鏡に健常側の手を映し麻痺したほうの手が動いているように脳に錯覚させることを繰り返すことで、視覚に伴う運動イメージを脳に与えようというアプローチです。
入院中に理学療法(PT)さんに教えてもらい、必ず結果の出るものではないし、繰り返し行わないといけないので、病室や退院してから家でも試してみてと言われました。
家にあった手鏡を使ってやってみましたが、どうも鏡に映った健常手を麻痺手と思えない。別の作業療法士(OT)さんが、私がやってるのを見て、もっと大きい鏡のほうがいいと思うよとか、麻痺手を見えないようにするためにタオルやハンカチで隠したほうがいいかもとかアドバイスくれたのですが、どうも錯覚できずに、今に至ります。
が、今も右手は握ることしかできず、感覚もほとんどないので、脳が手を認識するのには良い方法かなと、ずっと気にはなっていました。
そんな時、YouTubeで自費リハビリをされている針谷脳卒中認定理学療法士のミラーセラピーの装置を作れる動画を見つけ、作ってみようと思いました。
ボツリヌス療法(ボットクス注射)後のリハビリに
近々、ボツリヌス療法を受けるので、手の筋肉が緩む今がチャンスと思いました。
実際に作成
動画ではダイソーで揃えられていますが、買い物に行ったイオンの中にセリアがあったので同じような材料がないか探して買ってきました。
箱は動画のものより背が高いです。
また鏡も動画のものより大っきいのがあったので、入院中のOTさんのアドバイスを思い出して大きいのにしました。
実際にできたもの。
箱の背が高いので手を入れる穴は2/3ぐらいの高さで十分だったので箱の形が崩れることなく、つっぱり棒は要らなかったです。
箱に穴を開けるのも、カッターを使うと案外できました、もちろん左手だけの作業なので時間はかかりましたし、綺麗にはくり抜けなかったですが。
また鏡も大きいのを使ったので、たまたま縦できっちり箱に立てられて、滑り止めのマットもなくても大丈夫でした。
だから正味、220円で作成できました。ラッキ~😁
実際に手を入れてみた感じ
いい感じに、出来上がりました。
電気刺激療法や振動刺激なんかを並行して行うと、良いという研究や症例もあるようなので、やってみようと思います。
参考サイト
【2022年版】ミラーセラピーとは?エビデンスはあるの?慢性期の脳卒中片麻痺患者への効果について。